カテゴリ:特産キノコはいかが?( 4 )

第三話

村を出ると岩肌に囲まれた場所についた。
しっとりと湿った空気が流れ、岩肌には苔が生している。

大きめな布張りのテントがひとつ。
奥にはベットとストーブがある

テントの奥には小さな池があって魚が泳いでいる。
水面に木漏れ日がゆらゆらと浮かんでいる。

岩肌の切れ間から外の光が漏れているのが見えた。
そこから外の世界に出れるようだ。

人一人がぎりぎり通れるひんやりとした道を抜けると、
限りなく広い真っ青な空がそこにあった。

深い緑の谷底。
それが僕らの村の外だった。
眼下にはたゆまぬ川が流れ、見渡す限り草原が続いている。
遠くに大きな動くものが見える。
村長が言っていたアプトノスという草食モンスターだ。

のろのろと草を食べながら歩く。
こちらに気づいても何喰わぬ顔だ。
僕の家ほどもあろう灰色の体。
顔にある角。
棘のある尾。

近づいて見て少し恐くなった。
この巨大な動物を、僕はこれからこのナイフで殺して肉を剥ぎ取らなければならない。
目があった。
僕は反射的にアプトノスの喉を斬りつけた。

もう何度斬りつけただろう。
体は返り血で真っ赤にそまっている。
でもまだアプトノスは苦しみの声をあげながら生きている。
時には尾を振り回し、生存への必死の抵抗を続ける。
「頼む!頼む!早く死んでくれ!」
恍惚感に近い興奮に身を包まれながら、僕はその体を斬りつけ続けた。

突如、何の前触れも無くアプトノスは崩れ落ちた。
断末魔の声も無く、その場に崩れ落ちた。

そこにはただ肉塊があった。

少し離れた所で他のアプトノスが僕を見てた。
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by bakabong3 | 2004-04-22 20:24 | 特産キノコはいかが?

第二話

村長にそのままの格好では外には出れないので、
装備を整えて来いとお金をもらった。

武器屋へ行き、レザーライトのメイルとアームとベルト。
そしてグリーンジャージを買った。
ヘルムは買わなかった。
どうもかっこ悪かったから。

皮の臭い。
獣の臭いが体を包む。
動きを制限する質感が身を守る道具であることを主張している。

武器はハンターナイフ。
僕が初めから持っていた唯一のもの。

その場で着替え村長の下へ行くと、生肉を入手して来いと言われた。
それがハンターの基本だと。

村を出て外の世界へ足を踏み出した。
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by bakabong3 | 2004-04-22 19:50 | 特産キノコはいかが?

第一話

目が覚めると僕は村にいた。
それ以前の事は分らない。
僕が自分について知っているのは、自分がリンギオと呼ばれている事、それだけだ。

木で出来たベットと、同じく木で出来た大きな物入れしかない部屋で僕は目覚めた。
ベットの脇には縦に長細い窓があり、春の日差しが差し込んでいる。
壁は白く床はモザイク模様の石で出来ている。
殺風景なこの部屋が僕の部屋らしい。

部屋を出て通りに出た。
そして、人に言われるがままに村長に会いに。

ココットの英雄と呼ばれる村長は、村のはずれの家の前にいた。
腰は曲がり頭も髭も白く覆われている英雄。
いつも家の前にいる。
何故中に入らないのかは分らない。
きっといろいろな人が村長に話を聞きにくるからだろう。

村長は色々教えてくれた。
この村で生きていくにはモンスターハンターにならなければならない。
そしてその為には外の世界に行き、
自分以外の生き物を殺し食わなければならない。
生きていく為に。

「外の世界…」
僕は、村長の話を聞きながら、まだ見た事のない世界を想い描いていた。
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by bakabong3 | 2004-04-20 20:17 | 特産キノコはいかが?

notice

これはPS2のモンスターハンターのプレイ日記です。
かなり入り込んでますが♪
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by bakabong3 | 2004-04-20 20:00 | 特産キノコはいかが?